
紅海は、アジア大陸とアフリカ大陸の間にある逆三角形をしたシナイ半島の南に位置し、シナイ半島を東西に挟んでスエズ湾とアカバ湾へと分かれています。紅海の名は、古代の航海士たちが、ミネラル分を豊富に含んだ赤い山脈を「マレ・ロストラム(紅海)」と名付けたことに由来しています。かつて紅海は、フェニキアや古代エジプトの商人たちのインドへの主要ルートとして、数多くの船が航海していました。銅、調理器具、衣類などを積んだ船は、アル・クセイルとベレニスから出航し、象牙、黒檀、宝石、香料などを積んで帰ってきました。航海は何世紀もの間、密輸業者、商人、海賊、巡礼者たちの数々の商業や冒険の舞台でした。1869年のスエズ運河開通以降も国際貿易ルートとして、またヨーロッパ人にとっての「インドへの道」としての役割を担っています。現在ではナポレオンフィッシュをはじめ、ジャックフィッシュ、ツバメウオ、エイや回遊魚、バラクーダ、海底には色鮮やかな珊瑚礁が広がり、ここでしか見ることのできない固有種が数多く生息していることから、ダイバーの聖地として世界中から注目を集めています。
紅海では、初級者から上級者まで様々なダイブのダイビングを楽しむことができます。海底には色鮮やかな珊瑚礁が広がり、小魚や中型魚が数多く生息していたり、大型のナポレオンフィッシュ、ウツボ、ハタ、バラクーダ、ジャックフィッシュ、ツバメウオ、エイ、紅海固有のクマノミやゴールデンバタフライフィッシュなど、多くの海中生物と出会えることができます。
また難破船を棲み家としているハタの仲間や大型回遊魚も見られます。透明度が非常に高く、魚種が多く、ここでしか見ることができない固有種がたくさんいます。砂漠とマリンブルー、珊瑚礁のコントラストが美しい紅海は、他に類を見ない光景を醸し出しています。
最高考古庁は、アレキサンドリアの東のアブ・キールにおけるヨーロッパの考古学隊による水中発掘作業を承認しました。水中発掘隊長のアラー・エディン・マフロウス氏によるとヨーロッパチームは最高考古庁の監督の下、4月1日から発掘作業を始めます。最高考古庁・局長ザヒ・ハワス博士は、同じく北海岸のエル・アンフォゥシとアガミの間のマフソウラ地区の発掘の許可をロシア隊に出しました。ロシアチームは4月中旬に発掘作業を始める予定です。
海洋考古学者による水中考古遺跡発掘に近代的手法を用いて行おうと、いろいろな議論が展開されています。豪華客船タイタニックの沈没を調査した科学者、ロバート・バラード氏は古代の貿易ルートを長期間にわたって調査する必要性を説いていますし、水中での調査を生放送でテレビ中継することも望んでいます。
ここ数年にわたる海洋考古学研究所による調査では、水深の深い所でローマ時代と紀元前300年から紀元前100年にさかのぼる9隻の難破船発掘にこうした最新装置を使用してきました。エジプトの海岸沖にある2隻のフェニキア(紀元前750年)の難破船の調査とか、黒海、特にトルコとブルガリアの海岸沖でのヘレニズム時代からビザンチン時代にさかのぼる発掘では、この最新装置使用により確度の高い発掘を行うことが出来ました。