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修復復元されたラムセス6世の石棺を公開 ('04.4.12)

修復復元された古代エジプト国王ファラオ、ラムセス6世の石棺が公開されました。
古代の墓強盗によってファラオの墓が荒らされ、石棺はおよそ250片に粉々に壊されていた、と修復復元専門家は述べています。ラムセス6世の墓は、ルクソール西岸の古代エジプトのファラオが埋葬されている王家の谷で、最も大きな王墓のひとつに挙げられます。ラムセス6世はおよそ3100年前、エジプトを統治してした国王です。石棺は緑色の礫岩にミイラの姿が彫刻されていて、ファラオの墓に安置されています。復元された蓋には、大きな両目と唇そして交差した手には王を示す杖を持っている姿が見られます。
蓋の多くの箇所が欠けていて、側面の破片をスチール製の細長い棒が支えています。顔だけは複製です。もともとのオリジナルの顔は大英博物館に展示されています。最高考古庁・事務局長のザヒ・ハワス博士は石棺を完全な形にするため大英博物館からの返還を望んでいると、述べています。
カイロのアメリカ研究センターで、エジプトプロジェクト責任者チップ・ヴィンセント氏は、石棺の修復復元作業には2年の歳月と、アメリカ人、カナダ人、エジプト人の専門家10人が携わったと述べました。
作業にかかった費用は、アメリカ国際開発庁によって資金提供がされました。「以前は、王墓を訪れても破壊された破片だけの石棺しか見られなかったけど、現在ではファラオの頭部、顔を見ることができる」と、ヴィンセント氏は述べています。