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ナイル・デルタでプトレマイオス王朝時代の石碑を発掘 ('04.4.28)

Imageナイル・デルタで発掘作業をしているドイツとエジプトの考古発掘チームは、2200年遡るプトレマイオス王朝時代の非常に注目すべき石碑を発掘しました。それはかの有名なロゼッタ・ストーンのような3つの言語で同一の内容が記された碑文です。ポツダム大学の考古学長クリスチャン・ティエツェ氏は、「この石版の破片は非常に注目すべき遺物で、この120年間エジプトで発見された遺物の中でも最も重要なものです。」と述べています。
高さ99cm、幅84cmのグレー色の花崗岩製の石版は、近代都市カイロの北東90km、かつて重要な宗教と政治の中心地だったブバスティス市で発掘中、偶然にも発掘されました。
古代ギリシア語、デモティック(民衆文字)、ヒエログリフの3つの文字が刻まれた国王の勅令で、紀元前238年に遡るプトレマイオス3世エウエルゲテス1世について記されています。
「その法令には、特に古代エジプトのカレンダーを改正する記述がありますが、実際にはジュリアス・シーザーの支配下におかれる250余年後まで実行されませんでした。」と学長は述べています。
ギリシア語67行、デモティック24行それに伴い同じ内容の文面がヒエログリフで記され、カレンダー改正の記述とプトレマイオス王朝への称賛が刻まれている碑文です。
国王の国事行動のうち、シリア、フェニキア、キプロスから穀物を輸入することにより古代エジプトの飢饉を軽減したことが称賛されています。
「これはプトレマイオス3世の能力及び恩恵を文書化したものです。」と学長は述べています。
ブバスティスは紀元前8世紀エジプトの首都でした。
ギリシア語、デモティック、ヒエログリフが刻まれたロゼッタ・ストーンは1799年、ナポレオンのエジプト遠征軍が偶然発見したもので、発見した地(ロゼッタ付近)に因んで名付けられました。ジャン=フランソワ・シャンポリオンによってヒエログリフは解読されました。現在ロゼッタ・ストーンは大英博物館に展示されています。
1799年に発見されたロゼッタ・ストーン